お客様に満足していただくために、まずは自分たちが本当に満足できるおいしいものにしたい。そして、生で食べるものだから農薬や化学肥料は使いたくない。そんな当たり前の気持ちの積み重ねがこだわりという形になりました。こだわればこだわるほど手間がかかり、効率的に大量につくるのが難しくなるという現実がいつも目の前にありますが、その反面、ミニトマトへの愛情が深まったことは農家として幸せだと感じています。これからも、初心を忘れずにこだわり続けたいと思います。
「水切り栽培」では、植え付け時以降は水を与えません。収量は通常栽培の半分程度になってしまいますが、甘みはギュッと凝縮。高糖度ミニトマトの名にふさわしいおいしさに仕上がっていきます。
おいしさをたっぷりと蓄えた、樹上完熟のミニトマトたち。収穫の際は軽くふれるだけで外れるほどなので、やさしく摘み取っています。また、栄養価も完熟時が最も高くなると言われています。
収穫後の9月には土を起こし、稲ワラを敷きつめ有機肥料を入れます。さらに小松菜を植えて土壌成分のバランスを整えます。土をしっかり作ることで、翌年のミニトマトがまたおいしく実るのです。
高糖度ミニトマトの完熟したおいしさを活かして、プレミアムな産品を作りました。熱殺菌をしてていねいに加工。添加物は使いません。リコピンやβカロテンが豊富なミニトマトを毎日の食卓でお楽しみ下さい。